39歳駆け込み婚活☆ミラクル結婚への道のりブログ

39歳彼氏なし、崖っぷち独女が奇跡的に結婚できたその道のり

映画デート

正式に付き合うことになり、半月の間、遠距離恋愛のような、私とお見合い相手の彼。



映画に行く約束をして、ランチは、お互い好きなお蕎麦のお店へ。


私に会いに週末に、飛行機に乗って来てくれることにありがたく、そして素直に嬉しい私。
お互い実家が近く、待ち合わせは、相変わらず私より先に到着している彼。
髪を切っていた私。少し照れながら彼と合流。
「あ、髪切ってる・・」と彼。
「ちょっと切りすぎちゃった。」
ニコニコする彼に照れまくる私。
半月ぶりに会える嬉しさ。照れる。
こういうデートって、年齢関係なく、ドキドキするもんだろうか。
まずは、映画のチケット、席指定を。週末なので、少し並んで席を確保。


さあ、ランチへ。
お互い蕎麦好きなので、上品なお蕎麦屋さんへ。
彼が、手土産を渡してくれる。
ケース付きのステンレスの爪ヤスリ。
2つ差し出され、どちらか好きな方・・と。
ケースの色違い。もう1つは母親に。と。
選ばせてもらった。
こうやって、手土産を選んでくれたことに、
じーんと嬉しい。ちょっとしたお菓子じゃなくって、ずっと長く使えるような職人さんがこだわって作った物。
不器用な彼が選んでくれたことに、とっても誠意が伝わってきた。




蕎麦を食べて、少しぶらりとして、映画へ。
映画に行くことにしたの、少し失敗かなぁ、なんて思った。
楽しみにしてた映画だけど、久しぶりに会えて、そしてまだ付き合いも浅い彼に意識が集中してしまい、映画に入り込めなかった。。
隣に座る彼が気になってしまい。。
こんな時、手を繋いだりするのかな、いらぬ感情が入り交じって、集中できないダメなやつ、私。




映画が終わり、感想を言い合いながら、ぶらりとして、夜ご飯へ。
夜ご飯は、彼が予約してくれていた。
楽しみにしていてとは、言われてたけど。
蟹やら、ウニやら高級食材のオンパレード。
高いコースだと思って、なんだか緊張してしまった。緊張したくなくって、私はしゃべり続けた。偶然にも、店内に職場で知り合った人がいた。
あちらは、こっちに全く気付いていない様子。所々、会話が耳に入ってきて気になる私は、職場の話を彼にしたり。けれど、彼はなんだかあまり反応が良くない。
元々、無口な彼だから、私が一人でしゃべる、そんな雰囲気に・・
コース料理のけっこうな量を食べるのに一苦労。
もう、お腹いっぱい・・という私に、少し困った表情の彼は、食べるのに一生懸命だった。
そして、お酒も進む彼。


唐突に私が「ねえ、子供好き~?絶対、欲しい!!とか、ある~?」
なんと、突然の質問に、彼はえっ???
と、苦笑い。
「子供嫌いなん?」


私「いや、出来たら出来たでいいんだけど、もう年だから、絶対出来るとも言えないし、絶対欲しい!ってあるなら、もっと若い人選んだ方が・・」っと。
あまりに、歯に衣着せぬ物言いだっただろうか。


いや、オブラートに包んでやんわり言う方が伝わりにくいんでないかと。そりゃ、勇気もいったけど、思い切って言ったのだ。
彼は、少し驚いたんではないかな。


子供が欲しい、結婚したら当然子供を持てる。
当たり前のように妊娠する。40歳になっても妊娠することが容易である。
そんな風に思っていてほしくなかった。


婦人科で働いていた私は、多少の知識があった。
35才越えてからの、卵子の老化。持って生まれた身体に卵子は決められた数しかなく、生理の時はもちろん、どんどん減少していく。元気な卵子がどんどん減っていくのだ。すでに卵子はもう残されていないかもしれない。その状態での自然妊娠の難しさ。40才からの妊活の苦労。
妊娠について、男の人に安易に思って欲しくなかったし。
どっちかと言うと、子供は持てなくてもいい。
それくらい、思っていてほしかった。
私は、39歳。もうなんとしても子供が欲しいとは、思っていない。ということ。
私と結婚するなら、覚悟してほしいのだ。
それは、結婚を決める前に伝えるべきだと。



少し驚いた顔をした彼は「僕は実は、そんなに思っていない。出来たら出来たでいいと思う。」と


結婚したら、いずれ子供は出来るだろう、でもそう言われると、僕だってこの年齢(46才)だし。
別にいても、いなくても・・
これが、彼の心情ではないかな。
こう思うように、私が持っていってしまったのかもしれない。
なんだか、誘導してしまったかな。
と、思いつつ。


若くたって、必ず妊娠出来るとは限らないし、男性に何らかの問題がある場合だってあるわけで。
でも、年齢の部分で、すでに大きなハンディがあるのは、間違いなくて。妊娠が簡単でないことを分かっていてほしかった。そして、この年齢である私は妊娠することにある程度の諦めを持っていて、妊娠することに期待はしていない、ということを知っててほしかった。うまく伝えられず、反省すべきこともあるが。。



そんな重い会話をしてしまった。
彼は、衝撃的だったろうか。



ご飯を食べ終えて、コーヒーを飲みに。。
彼は、かなりの満腹感とお酒の酔いで眠そう・・
カフェは、夜遅くにも関わらず、席と席の間も狭く、ガヤガヤ賑やかだった。



「ちょっと歩こう!」
眠そうな彼が、はっきりそう言った。




《続く》