39歳 職なし彼氏なし
祖母が天国に旅立つ前、およそ一年ほど、
仕事にも就いていなかった私。
実家から出たことのない私。
なんとか、節約して自分ひとりで生活するという、自立心がないガッツのない私。
ありがたいことに、家があるという強みから、一年も職に就かなかった。
結婚も就職もせず、家でゆっくりしている私の行く先を心配した祖母。
さすがに、このままじゃダメだと。
職に就いた。
そのことを、想像以上にとても喜んでくれた祖母のこと、そのことが、職から離れようかと考えたときに踏みとどまらせることとなった。
婚活をするにせよ、職なしでは、さすがにバツが悪いかぁ。
ひとまず、職に就こう。
そして、パートナーを探そう。
職に就いてから一年ほどした頃、祖母が旅立った。
その時は仕事をすることで、気を紛らせた。
仕事に救われた。
理不尽なことが飲み込めず、うまく器用にやりこなせない私は、一時は逃げ出したくなることもあったが、踏みとどまった。
そんな仕事に救われた。
集中することで、悲しみから一時的に逃れられたから。
そのうち、理不尽なことがある度に、
寿退社してやるー!と。フツフツと心のなかで煮えたぎるものがあった。
まずは家と仕事の往復だけでは出会う訳がない、自分から動かないと。
そう思い、動き出した。
自分の周りの友人にはひとしきり、
誰か、独身のいい人いないか、聞きまくっていた私。
20代の頃と違い、飲み会の話もそうなくなってきたこの年齢…
そして、結婚して子育て真っ最中の友人たちは、声を揃えて、いい人はもう結婚してると…
街コンやお見合いパーティー、出会い系居酒屋…出会いの場と言われるところには一通り行った私。
結果は惨敗。
39歳、40歳手前に慌ててるんですね…と言われてるような(被害妄想かもしれないが)気分
この年齢の婚活における需要のなさ、ひしひし感じ、感じるほど、どんどん焦りも出てきた。
職場の人達から聞く、旦那の他愛のない話…
うらやましくて、うらやましくて。
何でもないその夫婦の日常が垣間見えて、私のフツフツした結婚願望にさらに背中を押すこととなった。
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